マインドセット

塾講師を目指す原点

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前回の記事(塾講師を目指す前(中学生~浪人時代篇))で高校時代までの私自身の高校時代までの様子をお話ししました。ちなみに現役の時の大学受験は当然全敗。。努力していなかったから当たり前の結果ではありましたが…。浪人することになり、当時兄が住んでいた埼玉で浪人生活を始めることになりました。 

予備校で感じたこと

予備校の授業は、率直にとても楽しいものでした。何故なら大手予備校の講師だけあって授業内容がとても分かりやすかったから。勉強が嫌いだった自分でも分かるとこんなに楽しいんだ!と気づいた瞬間でもありました。ただ、これが後々大きな罠に自らハマることになります。(詳細は後述)その1年は兄の家から電車で30分ほどの場所にある予備校に行き、朝から晩まで勉強して帰る生活でした。(今思うとゾッとする生活でしたね(笑))でもここでも昔ながらの我流の勉強方法が邪魔することになります。相変わらず量で何とかしようとしていたやり方で自身の現状と合っていない進め方、別の言い方をすれば基礎が何かを理解していないまま、ゴリ押ししてました。当然それでは成績は伸びず、6月にあった模試では物理が0点だったという惨状…(/_;)早く気づけよ、当時の自分(笑)それでもまだ量が足りないんだと勉強しますが、やっぱり出来ない。授業で分かっているけど何故出来ないんだろう。そういう思いはありましたが振り返ることなく、無理やり進めていました。さらに質の悪かったことは、途中で少し英語の成績が上がってきたことでした。成果が出るとこの方法で大丈夫!と自分に言い聞かせ、また進める。普通であれば成績が伸びることは良いことではありますが、当時の自分にとっては本質から目を逸らすことになってしまいました。だから、第一志望は当然E判定のまま。結局最後の模試の判定でもE判定でした(進学した大学は最高で何とかC判定でした)この伸びのペースでは届かなくて然るべきだな、今振り返ると思います。先述した罠に自らハマったとは「解ける」と「分かる」を勘違いしていたこと。予備校の講師は授業力が高いため、難解な問題でも授業を受けていると分かった気がします。ですが、自分で解き直しを行うと全然解けない。2つの間には大きなギャップがあったことを、今になって気づきました。(そもそも自分のせいだから罠にハマるもへったくれもないのですが(笑))その分からないところの何が原因だったのか、分析することを当時の自分は疎かにしていました。時は過ぎ、この状態で挑んだ2回目のセンター試験も撃沈。。英語はこの年前年よりも易化したこともあり自己ベストを更新したものの、さすがに気落ちしました。そこで尊敬する英語の先生からの言葉で自分が変わるきっかけをいただきました。 

予備校の1年を経て 

自分が何も考えていなかったことに気づけたことが何より、一番大きい財産になっています。しかし受験では7校中2校しか合格できませんでした。もう一度浪人しようかと頭を過りましたが、もう勉強したくない思いが強かったためそのまま進学しました。そこから学んだことをまとめると以下のようになります。 

1.「解ける」と「分かる」は別物と認識 

2.解けない原因を受け入れ、理解し、対応する 

1を防ぐためには、解答で躓いたところを徹底的に洗い出すことが重要です。学校や塾の授業であれば授業中の解説内容に対して行います。数学なら公式を覚えていなかったのか、立式で誤ったのか、計算力が足りなかったのか、問題文の用語を捉え違えたのか、事細かに自己分析します。同時に授業で分かったと思っている内容でも解き直してみると解答が書けないこともよくあります。そのギャップはどの科目でも起こりうることを基本として考えます。また、どの科目においても「何故?」の意識を常に持ち絶えず自問自答することが大切です。授業で受けたことは受動的でインプットする学習タイプ、自分で解き直すことは能動的でアウトプットする学習タイプであり、交互に進めることも大切です。 

2は1で述べた作業を行った後になります。こちらは自分自身の気持ちの持ち方や考え方によるところがあります。よく数学であるのが、これは計算ミスだからケアレスミスなので大丈夫、と高を括ってしまうことです。気持ちは分かりますが計算ミスも立派なミスです。ここで大事なことが、自分はそれが癖としてよくしてしまうから、直す意識を持とうとすることです。ケアレスミスと言えばうっかりミスだから仕方ないよね、という意識ではなかなか計算ミスは直りません。自分自身も計算ミスが多かった方でした。いつからかは忘れましたが、それを受け入れ解き終わった後に本当に合っているのか?どこかミスをしていないか?と自分の癖を受け入れた上で意識をすると改善することが出来ました。そこを受け入れ、意識して、行動することで次に繋がっていきます。 

まとめ 

分かったつもりをなくすためには、実際に自分の手で解いてみること。解いてみることで分かったつもりを防げます。そのためには自分の癖を把握し、受け入れて対応することが大切です。 

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