遅くなりましたが
新年明けましておめでとうございます。
令和最初の正月を迎え、
気持ちを新たに目標を立て
やる気に満ち溢れているかと思います。
「今年は10㎏痩せるぞ!」
『苦手な数学を克服して90点以上取るぞ!』などなど。
……でも、
難しいものでこのやる気、なかなか続きませんよね(;´Д`)
「ダイエットするといったけど、目の前のエクレアが…(;^ω^)」
『数学頑張るって言ったけど、明日からにしよ~(*´ω`)』
時は経ち、2020年も年の瀬。
「…あれ?今年何㎏痩せるって言ってたっけ?むしろ増えて…( ;∀;)」
『前回のテストも40点台だった。ドイヒー…(/_;)』
悲しいとき~(;_;)
そんなやる気に関して、今回はお話したいと思います。
やる気とは?
わざわざ辞書を引くことではないかもしれませんが、広辞苑によると「物事を積極的に進めようとする気持ち」とあります。ここで重要なのが、積極的に進めようとする、という点です。
みなさんは積極的に進めようとすることって、何がありますか?生徒であればゲーム、テレビ、youtube…。保護者の方だと本当に様々だと思います。
で、生徒さんが積極的に進めようとすることは悲しいことに、保護者の方が望んでいないこともあるでしょう。例えば上記に挙げたものなど。。それでつい、「早く勉強しなさい!」「いつまでテレビを見てるの!?」など生徒のやる気スイッチではなく、保護者の怒りスイッチが入ってしまう悲しい結果に。。
でも冷静に考えてみると、生徒はそもそも何故それを積極的にやりたがるのでしょうか?もちろん好きだから、ということではありますが果たして最初から好きだったのでしょうか?
私がお伝えしたいのは、それをやってみてから好きになったのではないか、ということ。端的に言えば行動したから、ということになります。
やる気はそもそも、なくて当たり前
上記の観点から考えると、まずやってもいないことに対してやる気になることはありません。でも1度や2度行動したからと言って好きになるのでしょうか?個人差はあるものの、繰り返しているうちに好きになっていく、延いては繰り返してやっているうちに自分のなりの楽しさを見つけ、好きになっていくというプロセスを辿っていると私は考えます。究極的には習慣となったときに人はその物事を好きになる可能性が高くなる、と考えます。
もちろん、習慣となったもの全てが好きになるとは限りません。例えば歯磨き。中には好きでしている方もいるかもしれませんが、それは習慣になったから毎日できること。どちらかというと、習慣になっているから毎日していないと気持ち悪い状態になったからできることだと思います。「習慣になること≠好きになる」ですが、好きになると最高の状態だと言えます。
勉強も同じ。はじめのうちは三日坊主になることもあるでしょう。でも、それで良いのです。まずは行動したお子さんを褒めてください。1度転んだら起き上がる。2度転んだら起き上がる。少しずつで良いので転ぶ間隔が大きくなって良ければOK。重要なのは行動をすること。まずはこれだけで良いので、やってみることです。
やる気を引き出すには?
2で述べた内容が少しずつ定着してきたら、今度は意識することです。もちろん行動を起こしながら意識することが出来ればなお良いです。
ただ、1つ注意する点があります。それは行動に対して成果を求めないこと。勉強で言えば勉強したから成績がすぐに伸びる、ということには直結しないということ。人は見返りを求める性質があり、その見返りを成果にしてしまうと結果が伴わないときにやる気を失ってしまいます。なので、最初はその行動が出来た、次に繰り返しできた、そして早く出来るようになった、といったように見返りは小さくしたものの方がやる気は持続しやすいです。
同時に保護者も結果でお子さんを評価しないこと。具体的には日常の会話で自分の中でどう変わったのかを聞いてみてください。些細なことでも構いませんので、前よりも〇〇が出来た、という行動自体を認めてあげてください。
まとめ
今回はやる気について簡潔ではありますが、お話をさせていただきました。やる気はもともとあるものではない。だからやる気に頼って勉強するのではなく、行動をしてその積み重ねをしていくことが重要です。最後に私の好きな言葉をひとつ。
努力は夢中に勝てない
少しずつ夢中になれるよう習慣化させていきましょう!